
本来日本人は同じ空間を様々な場面に合わせて変え、自分たちで空間に変化をもたらしていた。一方で現代の日本の住まいは洋の生活様式が主流となっている。今では当たり前となっているが 、壁によって機能分けされたその空間は、本来の日本人の生活スタイルに対して窮屈ではないだろうか。 そんな現代の日本の住まいに、本来日本人が持つ空間の捉え方を今一度問いかけ、自分たちで空間に変化を与えていく“空間に余白を生む”家具の提案をする。

日本に椅子に座るという文化が普及して約130年。椅子生活が定着した現在でも、日本独自の床生活がまだ身近にあるこの現代。椅子に座っていながらも、床の心地よさ開放感を感じさせる低座椅子の提案。床の延長線にある椅子、床が浮いたような椅子、というのがコンセプトで広々とした床を感じさせるような座面が特徴。この座面でめいいっぱいあぐらをかける幸せ、床にものを置くように、椅子にものを置く、手に届くところに自分のものを置く幸せを感じてもらう。

人間の年齢に基づいて、家族、必要とされる広さやプランはかわっていきます。20代から自立して、亡くなるまで、家族の人数変化が循環する事が分かります。この考え方から、空間が家族の変化に対応できるように、横方向も縦方向も自由に編集できる集合住宅を提供します。外部と内部、自然と建物、建物と住民、公私空間等、穏やかな繋がりで、無駄無く、自由性の高い、住人同士が村みたいに相互扶助し、大家族のような人間関係が生まれ、新たな住まい空間を造り出す住宅を提案します。

本来日本人は同じ空間を様々な場面に合わせて変え、自分たちで空間に変化をもたらしていた。一方で現代の日本の住まいは洋の生活様式が主流となっている。今では当たり前となっているが 、壁によって機能分けされたその空間は、本来の日本人の生活スタイルに対して窮屈ではないだろうか。 そんな現代の日本の住まいに、本来日本人が持つ空間の捉え方を今一度問いかけ、自分たちで空間に変化を与えていく“空間に余白を生む”家具の提案をする。