
神奈川県相模原市の行政中心地がある相模原駅。その駅前にある広大な “相模総合補給廠(米軍基地)”の一部返還地を舞台に、人のための豊かな活動拠点となる外空間と仕組みを提案する。 相模原駅周辺は今まで多くの住民のための落ち着いて佇める場所が少なかった。 この場所が出来ることで、人々の活気を生み出し、そこからまちの豊かさにも繋げていく。 “ひと”そしてこれからの“さがみはら”の未来を“展望”していく。

和食は見た目の美しさや日本の伝統的な食文化・おもてなしの心などが認められ無形文化遺産に登録された。昔は一人ひとり自分のお膳があり、料理は上から見る角度で食事していた。しかし、現代の食事はテーブルと椅子を使用するのが普通になり、料理は斜めの角度からみるので食器の縁で料理が隠れ和食の美しさを感じることができない。現代の食事環境は和食をいただく環境に適していないと考えた。痺れず楽に正座して食事することができる補助椅子を加え高さ関係を考えたお膳の制作をしてきた。

「今」ではなく少し先、サービスが多様化して行く中で、一人暮らしの学生や社会人が空間や住まいにもっと多くを求めても良いのではないか。今ある住むの価値基準を変える事はできないだろうか。住むための空間を定額制の音楽配信サービスの様に提供出来ないか、パソコンやスマートフォンで場所を選ばず好きなだけ音楽を聞けるように、好きな時に好きな場所に住む。これが新たな住むの選択肢になるのではないか。

神奈川県相模原市の行政中心地がある相模原駅。その駅前にある広大な “相模総合補給廠(米軍基地)”の一部返還地を舞台に、人のための豊かな活動拠点となる外空間と仕組みを提案する。 相模原駅周辺は今まで多くの住民のための落ち着いて佇める場所が少なかった。 この場所が出来ることで、人々の活気を生み出し、そこからまちの豊かさにも繋げていく。 “ひと”そしてこれからの“さがみはら”の未来を“展望”していく。